民泊って知ってます？

宿泊施設として開業するには旅館法の規制があります。

それが個人レベルでやれるようにしようというのが民泊です。

家の部屋を旅行者に貸し出す。

アパートやマンションの空き部屋を旅行者に貸し出す。

空き部屋対策にもなりますし。

子どもが出て行った部屋を活用することもできれば。

老後の生活費の足しになるし。

人とのふれあいにもつながる。

最近話題の孤独対策にもなる。

さらには、不動産投資に関していうと利回りが良くなる可能性がある。

駐車場で考えると分かりやすいかも。

月極駐車場で月額10,000円だとしよう。

1日頭打ちで1,000円だった場合。11日使ってもらえれば月極よりリターンが増える。

月極で15,000円の場所でも月の半分使ってもらえればリターンが上がる。

立地によっては。

民泊として貸し出す方がリターンが良くなるケースが出てくるだろう。

都心や観光地周辺の不動産が値上がりして値上がり益も狙える。

その周辺のお店も観光客が増えるから売り上げにつながりますね。

メリットに関してはこんなもんですな。

民泊の良さももちろんですが。

悪い面も。

一つは、ホテルで働いている人たちの雇用や給料が下がる。

個人とホテルだと、おそらく個人の方が値段を安く提供していきます。

そりゃそうです、空いてる部屋の活用だから１泊千円程度でやる人も出てくるでしょう。

ホテルでそれをやろうとしたら。

できるわけない。

それと、トラブルが起きた時に個人レベルで対応できるのか。

日本の文化や慣習を知らない人が家に来る。

日本の当たり前が通用しないんです。

朝から大きな音で礼拝をする宗教もあったり。

靴で入る文化もある。

近隣トラブルにも発展する。

そういった時にどうするのか？

なかなかハードルが高い。

不動産業界もこれによって変わるかなと。

仲介業が人口減少で成り立たなくなってくる。

管理部門を作って、空いてる部屋を民泊に貸し出す。

そのクレーム対応や海外からの手続きをやる。

ホテルマンです。

ホテル業務のようなことができる管理会社が今後は必要になってくるでしょう。

もしくは、ホテル業界が不動産業に乗り出す可能性も出てくる。

不動産業界は激動の時代に突入だ。

小さい不動産会社にもチャンスがあるぞ